ローズマリー(CT;シネオール)
学名Rosmarinus officinalis
科名シソ科
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位花と茎葉
比重0.900〜0.928
和名は、マンネンロウ。夏のハーブガーデンの人気スター、
押しも押されもせぬ地位を誇っています。
古くから、民間薬や料理にも使われてきた植物です。
葉は、血液の循環を良くし新陳代謝を高めてくれ、また痛みを和らげてくれたり、
脂っこい料理を食べた後の消化剤としても用いられたようです。

近年、高齢者施設での利用が高まっており、ローズマリーの
育成をされているそうです。

主要含有成分表 提供;KENSO
酸化物類 ・1.8シネオール 35-55%
モノテルペン炭化水素類 ・α-ピネン 10-15%
・β-ピネン 3-10%
・カンフェン、p-サイメン、
 β-ミルセン、リモネン
ケトン類 ・カンファー 5-15%
セスキテルペン炭化水素類 ・β-カリオフィレン
モノテルペンアルコール類 ・α-テルピネオール、ボルネオール
・精油には、いくつかの種類(ローズマリーカンファーやベルベノン等々)
 がありますが、この種は、シネオールのフレッシュな香りで気分がスッキリします。
・感情を落ち着かせて集中力強化にも役立ちます。また、
 風邪やインフルエンザの予防や症状緩和にも効果が期待できます。
・使用法、使用量の目安に準ずれば禁忌はありません。

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芳香成分類の主な作用と芳香分子の固有作用について
今までに発見されている、芳香成分がもたらす人体への影響は、下記を参考にしてください
酸化物類 ・去痰作用 3+
・抗カタル作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・免疫調整作用 3+
・抗菌作用 2+
・抗寄生虫作用 +
固有作用

・1.8シネオール
  (免疫調整作用、抗炎症作用)   

モノテルペン炭化水素類 ・鬱滞除去作用 3+
・抗炎症作用 3+
・コーチゾン様作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗菌作用 2+
固有作用

・α、β-ピネン
  (強壮作用)
・p-サイメン
  (鎮痛作用)
・β-ミルセン
  (肝臓強壮作用、腎臓刺激作用)
・リモネン
  (肝臓強壮作用、腎臓刺激作用、蠕動運動刺激作用)   

ケトン類 ・粘液溶解作用 3+
・脂肪溶解作用 3+
・胆汁分泌促進作用 3+
・去痰作用 3+
・瘢痕形成(創傷治癒)作用 2+
固有作用

・カンファー
  (筋肉弛緩作用、抗寄生虫作用、延髄の呼吸中枢刺激作用
   血管運動興奮作用、冷却作用、結石溶解作用)   

セスキテルペン炭化水素類 ・強壮作用 3+
・刺激作用 3+
固有作用

  

モノテルペンアルコール類 ・抗菌作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗真菌作用 3+
・免疫調整作用 3+
・神経強壮作用 2+
・抗寄生虫作用 +
固有作用

・α-テルピネオール
  (神経強壮作用、誘眠作用、抗炎症作用
   収れん作用)
・ボルネオール
  (胆汁分泌促進作用、免疫調整作用)   

NRAD JAPAN 編集:ケモタイプ精油事典より引用

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